性病と感染症

性病と感染症

パートナーがいる方は性病に注意している方もよくおられますが、最近では性感染症といわれることもあります。
性病と性感染症は違うものかというと、これは同じもので呼び方が変わっているだけです。
性病も感染症の一種になり、病気を引き起こす細菌やウイルスに感染することで発症します。
その感染は風邪やインフルエンザのように感染者の隣にいるだけで起こるものではなく、主に性行為などの性的接触を通して感染します。

これ以外で感染する機会はあまり多くなく、感染力はそれほど高くありません。
しかし性行為などの性的接触があると高い確率で感染します。
感染しても潜伏期間中は症状が出ませんし、その期間を過ぎても症状が出ない場合もあり、感染に気付かずに病気を広げてしまう場合もあります。
性行為が活発な若い世代を中心に広がりやすい感染症ですが、年齢に関わらず感染者と性行為などを行うと感染しますからどの年代の方も注意は必要です。

感染が気になるときは

性病になったかもしれないと感染が気になるときは、病院で相談するといいでしょう。
今何か症状があるときはそれを医師に相談することで性感染症の可能性を検討してもらえますし、性病検査も受けられることが多いです。
性病は問診だけで診断できることは少なく、性病検査の結果で正式な診断が出ることが多いのです。
医師の診察と検査を受ければ自分が性病かどうかがはっきりし、もし感染しているなら治療も受けられます。
感染が気になるときには病院を利用するといいでしょう。

性病は何科?

性病は何科かというと、いくつか候補があります。
まず性病を専門に診ている病院として性病科があります。
最近では性感染症科などといわれることもあります。
いずれも意味は同じで性病を専門に診ている病院です。
性病になっている方の診察と治療のほか、性病になっていないか調べたい、今出ている症状などが性病かどうかを診察してほしいといった希望に応じられる病院です。
性病かもと思ったときには受診するといい病院の候補の一つになります。

このほか、男性の性病が中心となりやすいですが、泌尿器科でも性病の診察をよくやっています。
男性の性器でクラミジアや淋病の感染が起きたとき、尿道炎が起こることが多いのです。
これは泌尿器科が専門に診ている泌尿器の病気の一つになりますから、こちらでも一部性病の診察や治療を受けられます。
ただ、泌尿器科の場合は女性の性病や泌尿器以外の性病に対応していない場合もあるため、受診前にはその病院の対応できる範囲を確認しておくといいでしょう。

女性の性病の場合は婦人科やレディースクリニックで診察や治療を受けられることも多いです。
男性の目を気にしなくていいということで、こちらを利用する女性も多いです。
性病と呼ばれる感染症になったらこれら病院で相談するといいでしょう。